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どんなに正確に板をカットしても、木口を完全に同一面にそろえるのはほとんど不可能です。
それで、左の写真のように少しはみ出すように板取をするわけですが、はみ出た部分をどうするか、それが大問題です。
ヤスリで削るのは大変ですし、うまくいかないでしょう。
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私は、左図のようにトリマー(またはルーター)に目地払ビットを付けてカットしています。
目地払ビットは長さが10mmのものはHCでも手に入るかもしれませんが、なるべく長いものが便利です。
例えば、目地払DX12×12 または 目地払ビットロング25 6×10×25 トリマー用 などがあります。
コロが付いているのが特徴です。
ある程度ビットを使用するとコロが動かなくなります。コロは消耗品で、道具道楽では単品で販売しています。
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最近は、左の写真のように組み立てが終わったキャビネットを長さ30mmの目地払ビットを付けたルーター・テーブルに載せてカットします。粉塵はほとんど発生しませんし、安全性と能率が改善されました。
この方法で未解決の問題点は、天板と底板のコロと接触する部分の表面が荒れることです。どなたか、良い解決法があればご教示下さい。
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以前は、左のようにトリマーを使っていましたが、ものすごい粉塵に悩まされました。
厚さ30mmの板を処理する場合には2回に分けてカットすることが必要でした。
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一般にルーターやトリマーを使って木口のカットをする場合、コーナー部分などで多少の凹凸が残りますので、それを左の手工具で削ります。
これをヤスリと呼ぶのでしょうか。金ノコの歯を束ねたようなもので、切削力は普通のヤスリよりはるかに優れています。
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